MFT2017で見た3Dプリンター
2017年は去年までより仕事の進行的な意味で余裕が出てきたので、2年越しでやっとTechShop Tokyoを有効活用できている。
特に、3Dプリンター。
サンプルを印刷するんじゃなくて、ちゃんと自分で作ったデータを印刷できるようになったのは大きな第一歩だと思う。
(まぁ、主に治具とか足りないパーツとか、必要に迫られた小物であって、Makerなプロダクトではないんだけど。)
で、MakerBot Replicator 5thとAfinia 3D H800を使ってるわけなんだけど、どっちも細かいものを出力するのにはちょっと向かない。
参考: 積層ピッチの比較
MakerBot
Afinia 3D
そう、Form2超欲しい。これでガンプラのパーツとか作りたい。
というわけで、Maker Faire Tokyo 2017に実機とサンプルが出るとのことだったので、ついでに見てきた。
(高いから買えないんだけどね)
もうゴイスーしかいえねぇ
でもランニングコスト聞くとやっぱ辛いよねーと思いつつ、別のブースも見ていると、 エスラボ MothMach が目に止まった。
PLA/ABSだけど、結構細かい造形も綺麗。
ネットに情報出てるからあとでしらべよーと思ったけど、ネットには詳しく載ってなかった。
現地で積層ピッチとか詳しい話聞けばよかった。
写真だとわかりづらいかもだけど、ヘッドとか主要部分は全部バラせるようになっているので、サポートの際は部品だけ送って整備とか、最悪交換とかできるらしい。
サイズにもよるけど、小さい方なら40万くらいで、Form2の半額。
造形もこれくらいだったら全然OKだし、サポートも効くからいいなー。欲しいなー。
スペックとか、もうちょっと詳しく知りたいんだけど、サイトには載ってない。。。
ショールームとかないのかな。。。
あと、Maker Faire Xi'anで見たリキッドタイプも気になる。
BTW. 同じ3Dプリンター系だと、飴とかチョコレートとか対応プリンタを自作してるのが面白かった。ソシャゲのバレンタインイベントとかでよくあるキャラの形のチョコレートとかもできちゃうわけですよ。
VR映画コンテンツ用にバックエンドを作った
今年の8月に伊豆映画祭にて、土肥劇場で上映されるVR映画コンテンツに少し関わった。
https://izu-film-festival.themedia.jp/pages/1057540/page_201706110336
このコンテンツ、映像だけだと面白くないので、ToneDisplay(知り合いのVR向けUXソリューション)を組み合わせる事にした。
ToneDisplayはVRコンテンツに合わせて風圧や振動を発生・制御するソリューションだ。
ToneDisplay自体は、3DのVRゲームでも、360動画でも両方OK。
360動画の場合は、Google Spreadsheetsにシーケンスを書いておいて、それをアプリがロードして使う。
いづれの場合も、コンテンツに応じてMQTTで各デバイスに制御を送るイメージ。
これ、今は1ユーザーのみ想定で、かつネット必須だった。
今回、土肥という場所、映画祭というシチュエーションなどにより、既存のToneDisplayに対して以下の点が要望としてあった。
- ネットワーク接続は不安定なので、ローカルネットワークのみで動作する
- 複数人に対応するため、複数台での再生を可能にする
- オペレーションの簡素化のため、再生/停止は一斉にやりたい
これを実現すべく、大雑把にいうと以下のことをやった
1.ローカルにRaspberry Piで作ったサーバを設置し、MQTTのブローカーやら制御やらは全部こいつに任せる
2.プレイヤーアプリでシーケンスをロードしてMQTTに送出していたが、これを一箇所にまとめる
3.プレイヤーの再生停止制御をMQTTで行う
4.これらをスマホからリモコン的に制御できるようにする
システムイメージはこんな感じ。
僕の担当は1,2,3だった。あとハード的なインフラ。
で、これを実現するために、Node.jsでサーバアプリと、VueでWebアプリとを作った。
ソースはここに
https://github.com/TakuroFukamizu/mnk-server
正直、これだけだとシステム動かないので単なるログとして見て欲しい。
(READMEが無かったり、掘り下げると色々突っ込みどころが多いが、徹夜で仕上げてテストしてそのままの状態なんだ。整理したかったが、その後も忙しくて。)
ただ、中身は結構凝ってる。
ポイントは、集中管理するコンソールはスマホだけど、信号の送出処理などは全部サーバ側のデーモンに任せてるの点や、各種チェックなどの作り込み。
一度渡してしまうと、後の運営はノンエンジニアに委ねるので、可能な限り縮退しても動き続けるように頑張ってる。
ハッカソン的に数日で作ったけど、その割にはちゃんと動き続けるはず。
P.S.
そろそろES7時代のvueの正しい書き方を知りたい
Excel仕様書とGitbook
waifu2xの UpRGBモデルとRGBモデルを比較してみる
自宅のWinデスクトップ(i7 6700, DDR4 16G, GTX970)をCUDA v8とcuDNN v5.1に更新したので、waifu2x-caffeもv1.1.8に更新した。
https://github.com/lltcggie/waifu2x-caffe/releases/tag/1.1.8
更新したところ、処理モデルにUpRGBというのが増えていたので試して見ることにした。
(UpRGBモデルの中身については詳しく調べてないので、あくまで結果論のみ)
左がUpRGB、右がRGB モデル以外のパラメータは共通で、16bit, 10倍拡大, ノイズ除去&拡大モード。
曲線の表現とかがかなり自然になったと思う。
にしても、今までこのPCは動画編集用だったからcuDNNまでは入れてなかったけど、入れてみたら処理時間すげー早くなった。
Raspberry Pi 3のBluetoothでBLE Peripheral(bleno)を試してみる
タイトルままなのだが、Raspberry Pi 3にBluetooth 4.0が内蔵されたので、BLE Peripheralの実装を試してみた。
Get Startedな部分をQiitaにまとめた。
実際、node.jsのバージョン周りで難儀してここが一番辛かった。
都合の悪いことに、raspbianにはnode-redが入っている関係で、v0.11付近(バージョンは忘れた)が入っている。
blenoがビクともしないので、nodebrewを入れてバージョン変更を試みるも、当初はnode-red用に入っている方からnodebrewの方に切り替わらず、キーー〜となった。
まぁ、rebootしたら解決という、初歩ではあるのだが。
nodebrewで切り替えて、v0.12〜v5.xで試して、とりあえず安定して動いたのがv4.4.3だった。
この辺りは知見がないので、もっと明確な情報があるかも。
動いてからは何もせずともOKなレベル。
Raspberry Pi 3ではBLEとともにWiFiが使えるので、IoT的なサムシングをプロトタイピングするには最適だと思う(小並感
余談だが、node.js のv0.12系はarmv7用のバイナリがnodejs.orgにあがっていなかったので、渋々 nodebrew install してビルドからやった。
やったところ、Raspberry Pi3の SoCが70℃近くまで行った。。。
PATCHWORKSの石なケース
3月の強行帰郷
戻っておちついたらblogに書きますーと言ったまま、なんだかんだバタバタしっぱなしでこのままだと来年Apple Store並んでる時でもないと書けなさそうなので、一気に書き上げてみる。
まずはこちらを見ていただきたい。
私の3月第1週くらいのGoogleアカウントのロケーション履歴である。
自宅に置いてきたNexus7の所為で毎回東京に戻っているので若干見づらいが、意味は伝わると思う。
このうち、木〜土をGoogleカレンダーで見てみよう。
ご覧の有様である。
いやぁ。
月〜火で札幌に出張した同じ週に
九州行ってるってのもなかなかロマンがあるんですが。
木曜以降を書き出すとこんな感じですね。
<木曜日>
- 客先会議後、横浜で寝台特急サンライズ瀬戸に乗車、夜を使って岡山へ移動
<金曜日>
- 岡山から山陽/九州新幹線みずほ(N700系)を使って飛行機より早く熊本入り
- 熊本の母校にてデモンストレーション&講演?
- コワーキングスペースにて翌日のLTの資料作成
- 後輩の実家のうなぎ屋さんで夕食(最近恒例になっている
- 後輩宅でご厄介になりつつ一泊
<土曜日>
- セキュリティーさくらの前イベントでスリランカカレー屋さんにてヌードルカレーを食す。辛し。
- セキュリティーさくら(さくらの感想等は別記事に。)&懇親会
- ガジェットの付属品を紛失した疑惑が発生し、危うく新幹線を逃す事態になるも。。。
- 終電近い九州新幹線つばめ(800系)を使って鹿児島中央へ。
- 東横イン一泊
<日曜日>
- ソフトプラザ鹿児島さんをお借りしてガジェットのデモ&プチ勉強会
- 九州新幹線さくら(N700系)を使って博多へ。←九州新幹線全コンプ!
- 博多駅にて先輩方と思い出話など。
- 大名にてApple Lover User Groupの方々と飲み飲み。
- 終電の九州新幹線つばめ(800系)で実家へ。
<月曜日>
- 実家で墓参りやら親戚と会ったりやら色々。
- 最終のジェットスターで成田へ
- ジェットスター遅延につき自宅に帰れないことが確定。
- 成田脱出も危うくなるが、辛くもJRの最終にギリギリ(本気)間に合い、御茶ノ水までは移動。
- 仕方ないので奇跡的に空いてた水道橋のホテルに入り、Apple WatchとMacbookの発表を見守りながら一泊。
<火曜日>
- そして仕事へ。。。
おっぷ。。。。
土〜月は九州新幹線三昧なわけですが、乗車券+新幹線特急券だけでもこんな感じ。
熊本駅のみどりの窓口がよきに計らってくれました。
以下、思い出のワンシーンなどなど。
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前日の朝から予定が入ってて時間的に厳しかったりする場合はサンライズ号を使ってます。
お値段は張りますが、移動中に作業ができること、飛行機より圧倒的にゆっくりできること、そして何と言っても飛行機の最終より遅く出て、目的に始発より早く到着できるのがGOOD。
RICOH THETAの映像でその素晴らしさをどうぞ。
サンライズ瀬戸の素晴らしさ① #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
サンライズ瀬戸の素晴らしさ③ #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
サンライズ瀬戸の素晴らしさ② #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
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熊本で資料作成に使用したコワーキングスペースは、未来会議室さんです。
熊本初のコワーキングスペース(正直、今まで無かったことのほうにビックリだが。。)ということで、前々から気になってた。
いやぁ、良いよ。未来会議室さん。
広いし、綺麗。
作りもなかなか使いやすい。設備も良いし。
小さいけどFabスペースまでちゃんとあるところが、イマドキって感じがしてステキ!
月額だけじゃなくて、当日のみで使えるのもGOOD。
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セキュリティさくら前の、スリランカ家庭料理レストラン「ルワニ」さんのヌードルカレー
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東横インの朝食が、やけに鹿児島のおふくろの味てきな感じで、珍しく食べ過ぎてしまった。。。
でも、味噌漬けおいしい・・・
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熊本の母校と、ソフトプラザ鹿児島さんの2箇所でガジェットの紹介をしてきました。
主にカリフォルニアで買いまくった私物のガジェットetcetc...
いやぁ、やっぱり物買って、使い倒して、こうやってアウトプットしないとダメですわ。
買わずに/触らずに、スペック表だけ見てあーだーこーだ言って批評家気取ってちゃダメ。
自分もよくやってしまうので、気をつけたいところ。
そういう意味では、今回はこの帰郷を通して、アウトプットまで回せたのでとても満足です。
作った資料も、公私含めていろんな方に展開できたので、とても活用できている。
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Apple Lover User Group飲みでは、2014年、2015年とApple Store 銀座でLucky Bagご一緒した(のは今年だけだけど)歩恋さんのお誘いで、Apple Store 天神で一番を取られた女性の方や、他にも福岡界隈でHotな方々と飲み飲み。
いやぁ、やっぱり福岡はいろんな意味で活気があって良いです。
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最終日は予算がすでにカツカツなので(地元にできるだけ長く居る為でもありますが)、ジェットスターを使って成田経由で戻る計画。
定刻で到着すればスカイライナーにギリ間に合う、遅れてもエアポートシャトル含めて2本くらい余裕があるので、大丈夫だろうというところでしたが。
甘かったよ。
正直、自分の交通関連の運の無さを過小評価してたよ。
機材トラブルで離陸遅れ。
この段階でバッファを含めて自宅に戻る手段は全滅。
到着しても預け荷物がなかなか出てこず。
20分待って、いよいよJRの最終(=成田脱出の最終手段)まで残り2分というところで荷物回収。
成田空港を全力失踪、エスカレータまじごめん。
キャリーバッグ抱えた状態で、ほとんど転がり落ちる勢いのまま、JR総武線快速最終に乗車。
でも、御茶ノ水までが限界だったので、総武線乗車中に奇跡的に予約の取れた水道橋のホテルへ。
ここで幸運だったのは、お任せプラン(ホテルが空き部屋を適当に充てる)にしてたら、全自動洗濯機付きの部屋だったこと。
当然、服の予備は無かったからね。助かったよ。
というわけで、ホテルに到着後は、わりとゆったりしながらAppleの発表会をリアルタイムで見れました。
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いやぁ、今回、移動の多さ(距離の遠さ)もだけど、予定の間のバッファが無さすぎてつらかった。
あるにはあるんだけど、各予定の前後の振れ幅に対して少なすぎて。。。
たまにはゆっくり帰郷してみたいなぁ。